すかんぴん

お前の話は長いねん。ただのバラエティです。

優しさと強さ

幸せだったのは前半16分まで。

※サッカーネタではありません。

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若い頃、「狼は生きろ豚は死ね!」なんて強烈なキャッチコピーがあった。1979年の角川映画『白昼の死角』のキャッチコピーです。愚鈍な大衆に向かい金融で成功した東大生の台詞と記憶しています。

 

テーマは優しさと強さなのですが、私は優しさだけではいけないというか。何もできないと考えています。自分の名前も彼女の名前も優しさに関連した名前で、私自身は子供の頃より自分の名前とその意味と自分の性分に悩まされていました。

 

困った人を見ると黙ってられない、何かしてあげたいというのは自然な感情ですけど。何もできない、何もしてあげられない。出来る事しかしてあげられないが現実だと思うし、海外でもそうですが。例えばストリートチルドレンが物乞いをしていたとして可哀相だからとお金や物をあげたとしてもキリがないし、その子らにとって抜本的解決にはならないと思うのです。(その日を生き延びられるという想像以上の貧困はあると思いますが。)

 

ここまで読むとこの偽善者め!とお叱りを受けそうですが、こんな言葉を聞きました。

口ばかりで何もしない善人より行動する偽善者の方がマシ

小さな事でもいいので人間動くべきなのだなぁ。と思っています。そんな大それた事でなくてもいいのです。よろけそうなら手を貸すぐらいの手は減るもんじゃあるまいし、持ってるんじゃないか?と。好きの反対は嫌いでは無く、無関心だそうです。今、誰もが個人であり個室(固執)であり・人(他人)の事などどうでもよい。俺(私)には関係ないと無関心になって、もしくは自分の事だけで精一杯と人との関わり(軽く手を貸すぐらい)さへ自ら断絶してしまって。それでいてコミュ障なりの人との対話が出来ずに、心が押し潰されてる方々が増えているような気がします。

 

こりゃまた、若い頃に同級生らとこんな話題になりました。『機長の優しさとCAの優しさ』です。(昔CAキャビンアテンダントはスチュワーデスと言ってました。)CAは客を気に掛け毛布を出したり飲み物を出したりという直接的優しさや世話を見せますが。では機長は?というとたくさんの乗客の命を守る責任という力強い優しさ。人への優しさがあるという話をしていました。

 

タフでなければ生きて行けない。

優しくなれなければ生きている資格がない

 これはレイモンド・チャンドラーの探偵小説の主人公のフィリップ・マーロウ(Philip Marlowe)の「あなたの様に強い(hard)人が、どうしてそんなに優しく(gentle)なれるの?」の応えの台詞です。先の「狼は生きろ豚は死ね!」はここからヒントを得て作られた気がします。人を守ろうと思った時ではその弱さは時既に遅しで。日頃の経験や体験からのタフさ(現実の強さ)がなければ、いざという時、誰も助けられないのではないのか?と思っています。口だけでは日頃いくらでも優しい言葉は並べられますが、真の優しさが問われる時が必ず来ると思います。

 

 

経済的には私も貧乏です。今彼女の具合の悪さの為に何が出来るか?深く考えています。私自身も心の闇から這いあがらないといけないのですが、彼女も私もストレスを溜めないようにつまらない事を考えないように。まずは平穏な日々を過ごせるように考えています。

 

皆さんは強いですか?優しいですか?


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