すかんぴん

お前の話は長いねん。ただのバラエティです。

『私の愛しいしと』とサム映画ロード・オブ・ザ・リング

ブロマイド写真★『ロード・オブ・ザ・リング』ゴラム/不気味な笑顔

↑恐い画像ですみません。(汗)

 

一昨日。ケーブルテレビで連続放送してたので『二つの塔』と王の帰還観ました。迫力ある戦闘シーンは男なので「おぉっ!」という気持ちで観てたものの全部の感想はやめておく事にして、私にとって印象深い二人の人物について書きたいと思います。

 

まずは最初の画像のゴラム。本名はスメアゴルです。元はホビットですが、指輪を奪ったので500年掛けて怪物になってしまったのです。この映画ではなんとしてでも指輪(愛しいしと)を奪い返そうとフロドとサムの「滅びの亀裂」(火山)への案内人として同行します。それにしても卑しく醜悪な存在です。狡猾に二人を常に騙してるわけですが、ゴラムの中には二つの人格が存在し葛藤も続けます。多重人格とも言えるし分裂症とも言えそうですが、長い年月の孤独でこうなったか?と思いきや。王の帰還の冒頭でゴラムになる前の指輪を奪い取る時に殺人を犯すシーン(まだホビットの時)に「わたしたち」という表現をするので元々なんだなぁ。とわかって逆に理解に苦しみました。それにしても、彼も指輪の力に負け醜い化け物になったのですから、或る意味犠牲者なのです。物語には必ずいる嫌な存在として主人公の目的を妨げる存在としても欠かせないキャラクターなのです。今、観てる「軍師官兵衛」の御着城城主、小寺政職片岡鶴太郎)や『千と千尋の神隠し』のカオナシような存在ですね。(汗)

千と千尋の神隠し ちりめんがまぐち カオナシ

 

もう一人、この映画で指輪を葬りサウロンを終わらせるという目的の為に欠かせない重要な人物がいます。最終話の王の帰還で彼のサポートと台詞で、この物語のその中で彼の存在の重要性がはっきりとします。勿論、指輪の魔力を全身で受ける苦しみながらもその力に打ち勝つ純粋さが主人公フロドにはありました。でも、彼の存在無しではフロドひとりでは成せない偉業だという事は映画を観た方なら理解できると思います。

 

 サム(サムワイズ・ギャムジー)。フロドに仕える庭師でスメアゴルにはホビットの太っちょの方と言われてました。彼の印象的な台詞がコチラです。自分にもどっか、この台詞が投影されてがんばろう!という勇気を与えてくれます。

 

ええ、ひどすぎます。ここにいること自体がまちがいです。でも、ここにいる。まるで偉大な物語の中にでも、迷い込んだような気分ですよ。闇や危険がいっぱいにつまっていて、その結末を知りたいとは思いません。しあわせに終わる核心がないから。こんなひどいことばかり起きた後で、どうやって世界を元通りに戻せるんでしょうか? でも、夜のあとに、必ず朝が来るように、どんな暗い闇も、永遠に続くことはないんです。新しい日がやってきます。太陽は、前にも増して明るく輝くでしょう。 それが、人の心に残るような、偉大な物語です。子どもの時に読んで理由がわからなくても、今なら、フロドさま、心に残ったのか、よく分かります。登場人物たちは、重荷を捨て、引き返す機会はあったのに帰らなかった。信念を持って、道を、歩きつづけたんです。

「あなたの重荷は背負えませんが、あなたなら背負えます!」

 

ロード・オブ・ザ・リング、元の原本は「指輪物語」ですね。子供の頃、SFやファンタジーが流行ってて。その中で「指輪物語」というこのお話もこの本も観た事はあるのですが、その長編の分厚さとカタカナ文字名前にたじろぎ、敬遠してしまった一冊です。

 

歯医者行かなきゃ。「ハフハフ」歯が抜けてこれじゃ、ゴラムだわw。

 このままじゃ、なんにも食べれない。(*´Д`)=3